教育の原点は、徒弟制。
一流の芸術家になるためには、気が遠くなるような時間を割いて
練習しなければならないのは勿論ですが、それを Coach する指導者が完全密着して
指導に当たらなければ、その才能を結実させることは適わぬという冷徹な現実があります。
即ち教育とは程度の差はあれ、本質的に徒弟制の性質を帯びているのだと言えます。
芸術としての側面を持つがゆえに、他の科目にはない奥行きがある数学、
自然現象を数理記述により表現することで、統一的理解を目指す物理は
その最たる例でしょう。
また、現在の様に学校教育・受験対策が塾・予備校主導となった背景には、
過大な需要に対して教師・教育サイドが供給をまかないきれないが為に
集団指導を採らざるを得なかったという現実的な事情があったわけですが、
それも徐々に変化が起きつつあると感じています。
『カンテラ』型組織を目指す
『カンテラ』というのはスペインサッカーリーグに所属する各クラブチームがその傘下に抱える、
直轄の下部組織のことを言います。
スペインのサッカーを見ていると分かりますが、例えばフリーキック一本蹴るにしろ、
俺が蹴る、と決めたら、仲間相手だろうが絶対に譲りません。また流れるようなショートパスが特徴的な
スペインサッカーではあるものの、パス一本出すにしても、
選手はまずはシュートを試みます。
一流のサッカー選手は皆一様に『俺ありき』のプレーをまずします。それは自分のプレーが
他の誰にも真似できないものであり、それに徹することがチームへの貢献に直結することであると
確信しているからです。
これは勉強でも全く同様のことが言えます。
現行の多くの大手塾・予備校(これに加え場合によっては少なくない数の学校)では、
一方的にこれをやれ、と指示し、それをひたすらこなすことが大前提であるのが当然であるような
風潮が少なからずありますが、(勉強は個人でやるものであるとは言え、)
やはりまず『自分ありき』の感覚を大切にしなければ、自分が何を得意としており、
何を磨けばよいのかと言う方向性を見出すことは出来なくなります。
学力を向上させる上で必ずしも才能は必要とされませんが、自身の良く知り、活かす事が
出来ればより高い水準で思考回路を育てることが出来ます。S2's Class では何でも言い合い、
学生が各自の学習スタイルを確立し、自身の感覚に自信を持って行動を取れるようになるための
指導・環境作りを心がけています。